セキホツ熊の謎を追え!

古史古伝を片手に神社めぐり。古代人の残した偽書に基づく妄想考察。

<レイラインの美学⑨>三峯神イザナギ・イザナミは岩長毘女代理人?。神津島伊豆山レイライン②Bライン。

 

 

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伊東市宇佐美『比波預天神社』。観光名所ホルトは剪定されてさみしい姿。枯れてないよな?。

 

<まとめ+追記>八幡神と比売大神イトウの正体わかった!宇佐神宮・伊豆山神社・天孫降臨・八王子権現のまとめ。 - セキホツ熊の謎を追え!


<レイラインの美学⑧>八幡宮来宮神社から伊豆山本宮社と来宮神社へ、八幡・熊野・来宮・離島信仰、混合二本のレイライン①Aライン。 - セキホツ熊の謎を追え!

2019,9,21

前記事の続きを簡単に纏める…。

宮下文書から考察するに…。

イワナガヒメ=比売大神イトウ?=伊豆大神?

イワナガヒメ=タマノオヤ妃

ニニギ弟のタマノオヤ=古代八幡?

 

西国勢力は自ら正当化するために、東国先住民の歴史を改竄してきた。

兄夫婦ニニギとコノハナサクヤの活躍だけが美化され、弟夫婦タマノオヤとイワナガヒメ勢力の活躍は、渡来系出雲をイジメていた代償に抹消された。 

伊豆国は熊野信仰・来宮信仰・離島信仰・仏教などが複雑に絡みついて、本当の伊豆信仰が隠蔽されてきた。宮下文書によると、伊豆国の本懐は伊豆大神イワナガヒメであり母神の別雷命ことカモサワヒメである。

伊豆諸島の神々の原型は、古代ワダツミ宇佐八子勢力が離島・大海管理をしていた頃にあるとみている。基本的にはワダツミ八子らが伊豆諸島に三嶋神や来宮神を伝播、その後渡来系統や色々な信仰が習合したのではないかとみる。

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…このレイライン、結果的にイワナガヒメとカモサワヒメの家族が結ばれるようにデザインされているとみる。これが『三嶋信仰』と『八幡信仰(伊豆大神含む)』と『熊野信仰』で『ムスビ』が達成されるのではないかと。

正直、これだけ伊豆国有力論社と遺跡群がレイライン上に揃うとはおもはなかった。レイライン上を調べれば調べるほど聖地ネタが出てくる…。

 

 

八幡・熊野・来宮・離島信仰、混合二本のレイライン

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※googleマップ線引き機能使用。地図上多少ズレあり。

 

Bレイライン~(今回紹介)

・秩父三十四ヶ寺石塔(東京都神津島村字秩父山) ※埼玉県・秩父由来。1.3㎞ズレ。

・日向神社(東京都神津島村字榎木)日向神、日向大明神。340mズレ。

・天上山山頂(東京都神津島村)祠がいくつかある。

・八幡宮来宮神社(静岡県伊東市八幡野)誉田別命・伊波久良和気命

・大室山浅間神社(静岡県伊東市富戸)磐長姫命

 ・山神社(静岡県伊東市荻)大山祇命

・葛見神社(静岡県伊東市馬場)葛見大神・倉稲魂命 ※宮下文書比定伊東の宮

 ・産靈神社(静岡県伊東市岡)産靈神(むすびのかみ)・大山祇命

・八幡神社(静岡県伊東市宇佐美字八幡)誉田別命  ※鶴岡八幡と併せて創建?

・比波預天神社(静岡県伊東市宇佐美)加理波夜須多祁比波預命・菅原道真命

・熱海城秘宝館(静岡県熱海市) ※八幡山山頂。320mズレ。

・MOA美術館(静岡県熱海市桃山町)

・本宮社(静岡県熱海市伊豆山)天忍穂耳尊・𣑥幡千千姫尊・瓊瓊杵尊

・熊野神社(神奈川県足柄下箱根町)櫛御気奴命・菊理姫命・速玉命・事解命

・大室八幡神社(山梨県南都留郡道志村)伊弉諾命・伊弉冊命・誉田別命・岩石信仰

・三頭山(東京都西多摩郡奥多摩町)

・小河内神社(東京都西多摩郡奥多摩町)天照皇大神・伊邪那美命・貴船大神・大山祇神・火産霊神・速玉男命・事別之男命・高皇産霊神・熊野三神・加茂別霊神おそらく別雷神の誤植。750mズレ。

・愛宕神社(東京都西多摩郡奥多摩町)火産霊神・塩土翁神・手名椎神・足名椎神

・天祖山天祖神社(東京都西多摩郡奥多摩町)天御中主大神・高皇産霊大神・神皇産霊大神。1.3㎞ズレ。

・三峯神社奥宮(埼玉県秩父市三峰)伊弉諾尊・伊弉册尊・天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神。4.6㎞ズレ。

・秩父十三仏霊場・伊豆沢文殊堂と雲龍寺(埼玉県秩父郡小鹿野町伊豆沢)

・上野国一社八幡宮(群馬県高崎市八幡町)品蛇和気命・息長足姫命・玉依姫命

・十二神社巻機神社(新潟県南魚沼郡)大山祇命・天織姫命

・越後一宮・彌彦神社(新潟県西蒲原)天香護山命

・羽黒神社(新潟県新潟市西蒲区)宇賀魂命・日本武尊・大山祇命・石凝姥命

 

カギは、意外にも三峯神イザナギ・イザナミであった。

さて前回はAライン・八幡宮来宮~岩戸山を紹介した。今回はBレイラインの説明となる。

 

〇秩父山・秩父三十四ヶ寺石塔(東京都神津島村字秩父山)

レイラインから1.3㎞のズレ。年代不詳。まず目を疑ったのが伊豆諸島に『秩父』があるのだ。神津島秩父山は標高238m。山中には秩父三十四箇所、通称『秩父札所巡り』に由来する秩父堂がある。神津島では死者の葬儀後、椿の葉を札として取り、秩父堂にしばらく安置するという。

Wikipediaによると西国三十三所・坂東三十三箇所と合計して、33+33+34箇所で『日本百観音』となる。秩父三十四箇所とは鎌倉時代の文歴元年(1234年)開設、すべて結願したら長野県善光寺に参るのが慣例。島内には別に、坂東三十三ヶ所霊場を模した『庵屋堂』(1853年開設)がある。西国三十三所由来の施設もあるようで、つまり島内で『日本百観音』コンプリートできる仕掛けになっている。こうなると若干観光客目当ての名所にも思えるが。

前記事で静岡県伊東市大室山に何故か八ヶ岳地蔵があると書いたが、神津島では三峯神社のある秩父をかなり意識しているわけだ。この地点から埼玉県秩父方面に何があるか、まさにこれから見ていくことになる。

 

 〇日向神社(東京都神津島村字榎木)

~御祭神~

・日向神

鎌倉後期成立の三宅記によると、神津島はかつて『神集島』ともいわれ、阿波命神社と物忌奈命神社の伊豆国式内社がある。日向神は三嶋神の御子とされているが…。

 

・母 阿波命 『三嶋神の正后』

・兄 物忌奈命『たたない王子』

・弟 日向命 『たふたい王子』

 ・伊古奈比め命『三嶋神の後后』宮下文書におけるカモサワヒメか?タカテルヒメ?

 

伊豆諸島における日向神、日向大明神は、阿波咩命二子で物忌奈命の弟であるが、実に謎多き神である。私的に『弟』といえば、宮下文書タマノオヤを思い出してしまう…。宇佐八幡=日向国と考えるのは異論はあると思うが、三宅記原本の成立したのは鎌倉時代後期である。日向北部には宇佐宮荘があり、鎌倉期伊豆国から日向伊東氏が進出している。故に宇佐=日向と考えても可笑しくない。

…すると兄・物忌奈命というのはニニギか?

三嶋大社若宮神社に物忌奈命が祀られている。物忌奈命は三嶋大社若宮神社にも祀られていて、神津島にある物忌奈命神社とレイラインで結ぶと、なんと静岡県伊豆の国市・廣瀬神社を通る。

伊豆山神社雷電社に若宮として伊豆大神荒魂のニニギが祀られている。つまり物忌奈命=若宮=雷電童子=伊豆大神荒魂として繋がる。…つまりニニギ???(呆然状態)。

いずれにせよ伊豆史は、鎌倉時代成立『三宅記』により、大々的に改竄されたとみる。

 

 

〇神津島天上山

標高571メートル。承和5年(838年)に始まる噴火活動で最終的に溶岩ドームに形成された。山頂に閻魔堂と弁財天社がある。因みに静岡県の大室山の高さは580m。

 

〇八幡宮来宮神社(静岡県伊東市八幡野)

~御祭神~

・誉田別命

・伊波久良和気命

前記事参照の事。これはAラインとの重要なクロスポイントにあたる。

<レイラインの美学⑧>八幡宮来宮神社から伊豆山本宮社と来宮神社へ、八幡・熊野・来宮・離島信仰、混合二本のレイライン①Aライン。 - セキホツ熊の謎を追え!

 

 

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 〇大室山浅間神社(静岡県伊東市富戸)

~御祭神~

・磐長姫命

前記事参照の事。

大室山・伊豆国火之神の誕生秘話。イワナガヒメとコノハナサクヤの姉妹喧嘩に見る真相とは。 - セキホツ熊の謎を追え!

 

 

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〇山神社(静岡県伊東市荻)

~御祭神~

・大山祇命

かつては『山村神社』と称していたが、幾度も火災で焼失もしており、詳細がわからないという。元禄15年の再建棟札があるが、立派な樹齢600年のご神木もあるので、かなりの古社の可能性もあろう…。

鳥居の『神額』に『三社宮』とかいてある。前記事の火牟須比神社同様に、来宮信仰か熊野信仰か八幡信仰が付随された時代があるとみる。…そういえば親社『宇佐神宮』も子社『熊野大社』も巴紋を使用していたなあ…、ま偶然かもしれないが。

※上写真は山神社(二枚目)と火牟須比神社(三枚目)の神額比較。

山神社には『三社宮』。火牟須比神社には『両社』とある。

 

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〇葛見神社(静岡県伊東市馬場)葛見大神・倉稲魂命 

伊豆国式内社・久豆彌神社論社。Bレイラインから900mほどズレる、ウサミとクマノクスヒコの重要なカギと思われる古社。

タマノオヤとイワナガヒメの息子、ウサミが拠点としていた『伊東の宮』の比定地となる。宮下文書によれば、伊東の地名自体は遥か古代からあり、それを裏付ける如く古代遺跡が点在する。同書には『上の大原』という地名が記載されており、伊東市内で『大原』という地名はココしかない(厳密に所在地は大原町隣、馬場町に入る)。

祀られているのは、謎の神『葛見(クズミ)神』とウカノミタマ。さらに周辺地の古代名が、久寝(くすみ)郷、中世には久須見庄(諸説あり)。前記事で何度も書いているが、これはクマノフスミと関係ないだろうか?。

宮下文書によると、ウサミの子供クマノクスヒコ(クマノクスビ)は父親を熊野に祀ったとあり、私は熊野神クマノクフスミは『ウサミ』と『クマノクスヒコ』を掛け合わせた造語ではないかとおもっている。これが後世に混同され、クマノクスヒが誕生したとみる。そしてこの神社はウサミとクマノクスヒコに関係しているのではないかと睨んでいる。

因みに伊東市周辺の熊野神社には、五十猛命が祀られているケースが間々ある。五十猛命は来宮神社の神、つまり来宮信仰が熊野神社の名を借りている可能性がある。宮下文書から推測するに、伊豆にある熊野系神社の多くは、紀国から凱旋した来宮信仰の意味を持たせているとみる。

境内には熊野社、三島社、白山社、八幡社があり、必要と思われる社揃っている感がある(笑)。白山社は伊豆山境内白山神社を彷彿とさせる。

鎌倉時代になると、この地は藤原南家伊東氏の拠点となった。そして『曾我兄弟の仇討ち』事件に端を発し日向国に流れていく。周辺裏山には伊東祐親の墓があり、本殿に伊東氏の氏神ウカノミタマを祀る。

奇しくも、伊東祐親の娘『八重姫』と源頼朝の密会していた音無神社と・葛見神社・伊東祐親の墓は、伊豆総社・三嶋大社に対してレイライン上に整列している…。伊豆国を揺るがした大スキャンダルを、三嶋神カモサワヒメは天から覗いていた…のかもしれない(笑)。

 

 

 〇八幡神社(静岡県伊東市宇佐美字八幡)

~御祭神~

・誉田別命

  ※鶴岡八幡宮と併せて創建?

 

 

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〇比波預天神社(静岡県伊東市宇佐美)

~御祭神~

・加理波夜須多祁比波預命

・菅原道真命

 

宇佐美という地名が残る神社。

伊豆国造の祖で、宇佐美の氏神といわれる『加理波夜須多祁比波預命(カリハヨスタケヒハヨ)』と菅原道真命を祀る。タケヒと読んで一瞬『大伴武日』を思い出したのは私だけだろうか(笑)。田方郡神社誌によると三嶋溝杙の御子、玉櫛姫の『兄』とのこと。

では宮下文書に比定すると誰だろう…?。

伊古奈比咩=三嶋溝樴姫=玉櫛姫命=加茂澤毘女命(カモサワヒメ)と仮定すると、兄『天之手長男命』か『天香護山命(三輪氏族でない方)』の可能性もある…。コトシロヌファミリーと考えるのが妥当か?。

 

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〇八幡山熱海城秘宝館と和田八幡神社(静岡県熱海市) 

八幡山山頂。何故、熱海湾の岬が『八幡山』というのか、ネットで調べたが見つからない。付近には徳川家所縁の和田八幡神社(静岡県熱海市和田・二枚目写真)という古社があり。全国的にみても、この『和田』を冠する地名・神社・河川が、ワダツミ海軍らに深く関係しているのではないかとみる。

前記事にも書いたが、熱海港には鎌倉期の地震で沈んだ神社の祭祀跡・参拝所も沈んでおり、古来からの八幡神信仰地のようだ。地図で見ると八幡山・錦ヶ浦(熱海港)あたりで、専門家の間では対元寇用軍港跡ともいわれる。『熱海の海底遺跡保存会』のHPで海底地図を見ることができる。 

 

 

〇MOA美術館(静岡県熱海市桃山町)

新興宗教『世界救世主教』の美術館、熱海の観光名所である。Wikipedia世界救世主教によると、『大元』の幹部であった岡田茂吉が1935年立教した新興宗教で、世界救世教本体に世界救世教『いづのめ』の2教派が包括される。

この伊豆能売とは古事記のみ登場、本居宣長によると祓戸神『速開都比売』に比定されるとのこと。個人的にはこの『速開都比売』は三嶋神カモサワヒメの気配を感じることがある…。

施設内の展示作品には聖観音菩薩立像、十一面観音菩薩立像、阿弥陀如来立像、聖徳太子立像などがある。

 因みに伊豆山権現の本地仏は、千手観音・阿弥陀如来・如意輪観音。

いつも不思議に思うことだが。地図上を歴史的に解析して、レイラインをひくと宗教施設がいくつか存在している。よく見るのが天理教施設、まあ信者が全国的に多いのもあるだろう…やはり新興宗教にもなにかしら根拠があるのがわかる。

 

 

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〇伊豆山本宮社(静岡県熱海市伊豆山)

~御祭神~

・天忍穂耳尊

・𣑥幡千千姫尊

・瓊瓊杵尊

詳細は、神社巡り伊豆山を参照のこと(下リンク↓)。伊豆山は非常に重要な歴史が眠っているので、是非知っていただきたい。

伊豆山神社の奥宮であり、本宮社詣でして初めて伊豆山参拝だと云われている。伊豆山本宮社と宇佐奥宮大元神社をレイラインを結ぶとドンピシャで橿原神宮となり、どちらも空海の宗教的干渉を受けているという…。

<神社めぐり>伊豆山神社①、封印された古代女神信仰イワナガヒメと伊豆山神社のナゾをおえ! - セキホツ熊の謎を追え!

<神社めぐり>伊豆山神社②、子恋の森を抜けて『黄泉の国』日金山を目指す。白山権現=岩殿観音=十一面観音のナゾ。 - セキホツ熊の謎を追え!

<まとめ+追記>八幡神と比売大神イトウの正体わかった!宇佐神宮・伊豆山神社・天孫降臨・八王子権現のまとめ。 - セキホツ熊の謎を追え!

 

 

 

 

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〇大室八幡神社(山梨県南都留郡道志村)

~御祭神~

・伊弉諾命

・伊弉冊命

・誉田別命

御神体は丹沢北部『大室山』標高1587メートル。社伝によると文永十一年(1274)『大室大権現』として勧請、山岳信仰であるようだが、何処からの勧請かは不明。 

因みに宮下文書においてのイザナギとイザナミは、最後まで仲睦まじく一日違いで死んだ。二柱の陵墓は西尾崎の『岩長の峰』。比定地は旧高天原、山梨県富士吉田市・北東本宮小室浅間神社付近とみる。

つまりイワナガヒメの名前の由来は、曾祖父母イザナギ・イザナミの可能性がある。オオヤマツミ次男『加茂山雄命』も、祖父ツクヨミ夫妻の陵墓『加茂山』を名乗っている。このように宮下文書においては、陵墓名には深い意味がありそうだ。

そういえば伊豆山神社(静岡県熱海市伊豆山)にも、2014年前後までホムスビとイザナギ・イザナミが祀られて、恰もイワナガヒメの代理人のようにも感じられる。来宮神社(静岡県熱海市西山町)にも三峯社があったな…。

 大室八幡神社の社殿背後には巨大な岩があり、岩石信仰を彷彿させる。 しかし繋がりそうで繋がらない…、この神社がイワナガヒメと関係している証拠はみつけられなかった。

 

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〇小河内神社(東京都西多摩郡奥多摩町)

~御祭神~

・天照皇大神

・広國押武金日命

・伊邪那美命

・貴船大神

・大山祇神

・火産霊神

・速玉男命

・事別之男命

・高皇産霊神

・熊野三神

・加茂別霊神

Bレイラインより750mズレ。新しい神社で、小河内ダム建設により奥多摩湖底に沈んだ九社十一柱を合祀したという。神社庁によると首都用水の守り神という位置付けらしい。

…しかし加茂別霊神?とは『別雷神』の事、神社庁サイトの誤植とみる。貴船大神はイワナガヒメの可能性もあり、すると親子で祀られている奇跡の可能性もあるわけだ。ホムスビも熊野神も祀られている。ダム湖底に沈む神社の合祀を重ねたとはいえ、これ偶然なのか?と思うほど興味深いラインナップ。

 

 

〇天祖山天祖神社(東京都西多摩郡奥多摩町)

~御祭神~

・天御中主大神

・高皇産霊大神

・神皇産霊大神

Bレイラインより1.2kmズレ、天祖山山頂の天祖神社。明治時代に新興神道『天学教会』の服部国光が霊山化したようだ。もともと農民救済の目的であったが、時代とともに農家が激減し、さらに戦中の国家神道により衰退してしまったようだ。

しかしこうして霊場レイラインを数々見てくると、新興宗教にも祭祀的な根拠があるのかと…素直に感心してしまう。私は、小さくて新しい神社でも疎かにできない。…ま、地域氏子活動は別として、新興宗教に入信するつもりはないが。

天祖山にある『大日天神社』は荒廃しており、『天祖神社』と混同する人が多いようなので注意。

 

 

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〇三峯神社奥宮(埼玉県秩父市三峰)

~御祭神~

・伊弉諾尊

・伊弉册尊

・天之御中主神

・高御産巣日神

・神産巣日神

Bレイラインより4.6キロもズレるが、神津島の住人が意識していた『秩父山』の象徴といえばこれであろう。創建は12代景行天皇の代、日本武尊東征に由来する。来宮神社にも三峯社がある。

 

〇秩父十三仏霊場・伊豆沢文殊堂と雲龍寺(埼玉県秩父郡小鹿野町伊豆沢)

伊豆沢文殊堂本尊は文殊菩薩。神津島秩父山の示していたものはこちらのほうか?。地名が伊豆沢という。秩父三十四箇所と秩父十三仏霊場は別なので、混同注意。

因みに文殊菩薩というのは武蔵一宮・小野神社に祀られる『小野大神』の本地垂迹であり、瀬織津姫の可能性が高い。

<神社めぐり>大國魂神社①最強サクナダリ神社に、瀬織津姫が祀られている可能性。 - セキホツ熊の謎を追え!

鎌倉権五郎景政が死んだのは八王子?、梶原景時が繋ぐ謎の古神体『鎌倉八王子レイライン』 - セキホツ熊の謎を追え!

 

 

〇上野国一社八幡宮(群馬県高崎市八幡町)

~御祭神~

・品蛇和気命

・息長足姫命

・玉依姫命

天徳元年(957)、京都の『石清水八幡宮』から勧請。一国一社の国府八幡宮といえ国府から大きくズレる。

神社は源義家や源頼朝、武田信玄・豊臣秀吉・徳川家康の崇敬社という。

八幡太郎(源義家)は茨城県『八巻神社』で伊豆山神を祀っており、熱海の伊豆山神社をかなり意識している人物。

 

〇越後一宮・彌彦神社(新潟県西蒲原)

~御祭神~

・天香護山命

コトシロヌシの次男『天香護山命』が祀られている神社。三輪氏の『天香護山命』とは同名別神、後世で混同されているのか?、それとも混同を狙っているのか?。『天香護山命』詳細は下リンクより↓。

祖国のために死んだ神『生島・足島』と『事代主』の関係。天皇守護の宮内八神殿とは何なのか? - セキホツ熊の謎を追え!

 

 

〇羽黒神社(新潟県新潟市西蒲区)

~御祭神~

・宇賀魂命

・日本武尊

・大山祇命

・石凝姥命

創建不詳。神社明細帳・草薙社羽黒社十二社合殿。1908年、字天神道・石動神社の石凝姥命を合祀。

 

 

神々のレイライン、見えなくしていたものは何か?。

オオヤマツミ姉妹の伝説の鬼喧嘩。

各神話では妹コノハナサクヤが美しく描かれ、姉イワナガヒメは醜く描かれている。一説には『みにくい』という言葉は『醜(みに)い』ではなく、『見難(みにく)い』という。…ま一歩間違えればダジャレのようだが、なるほどなあ~と思った(笑)。

よく『愛は盲目』というが、その時代の支配者たちの第一歩は、被支配者先人の信仰、真実の神を見えなくすること、神と出会えなくすることである。前述どおり 熊野信仰・来宮信仰・離島信仰・多くの仏像で、古来の信仰『伊豆大神イワナガヒメ』を見えなくしているのだ。

 レイラインを辿ると度々あるのが、なんでこんなものがココにあるのかと…。神がかりな爽快さを感じる時もあれば、不快で悪の陰謀論を感じる時もある。

例えば熱海八幡山山頂の秘宝館をみると…。古代人の聖地に卑猥なものがあるともいえる。なぜか私は、戦後3S政策で有名な33代トルーマン米大統領の言葉を思い出す。

 

『猿(日本人)を「虚実の自由」という名の檻で、我々が飼うのだ。方法は、彼らに多少の贅沢さと便利さを与えるだけでよい。そして、スポーツ、スクリーン、セックス(3S)を解放させる。これで真実から目を背けさせることができる。』

 

では、 『真実から目を背けさせる』とは何だろうか…?。3Sに夢中になり飼育されていることを忘れることだと思う。言い換えれば、被支配者をわずかの餌で欲求を満たさせ、信仰を抑えること。

誰でも3Sに関心がないといえば嘘になるし、もちろん秘宝館従業員には罪はないだろう。しかしもう少し、都会人は土地の人々の気持を考えて欲しいものだ。…なんでこの地が『八幡山』というのか、誰も考えなかったというのか?、もうデリカシーの問題である。

こんなんじゃ私は『フレンチポンポン』や『おサスリ弁天』を見るたびに、涙で見れなくなってしまう…(見たことないけど)。

背後には米国と仲良し、某新聞社系列が絡んでいるらしい。彼らの上層部の、さらに上層部が何を意図しているのか知らないが、正直なんでココにこんなものがあるのかと…落胆してしまった。

 

 

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※地図はクラフトマップ使用。

www.craftmap.box-i.net