2023,6,18
前記事の補足。
前記事を書いたとたん。。。なぜか突然PVが瀕死の勢いです。あからさまと思いつつ、皮肉なことに方向性は正しいんだな~と実感しております。宮下文書研究は全くお金にはならないどころか、干されるか潰されます。それなりの覚悟が必要なんでしょうね。。。
当ブログは伝わるべき人に伝えられれば良いかなと思ってます。
(´(ェ)`)
111年景行年間創建の武蔵総社『大國魂神社』が、山城国賀茂神の水神祭祀の影響が何故強いのか?に触れた。やはり、12代景行年間成立?のホツマツタヱからの影響もありそうかなと…。ちょっと追加で調べ直してみた。
(´(ェ)`)
〜山城国の賀茂神〜
▲賀茂別雷命=富士朝の象徴女神
▲玉依姫命=ウガヤフキアエズ朝の象徴女神
~目次~
〈夏至まとめ〉宮下文書ニニギは和合の教科書になっている。復活の天孫降臨レイライン。 - セキホツ熊の謎を追え!
賀茂神は、ホツマなる者を見届ける役割?
ホツマツタヱ27文、ウガヤフキアエズの遺言より…。
三品神器の鏡と剣は、ウガヤ妃タマヨリヒメが預かり、別雷宮こと賀茂別雷神社へ納めたという。さらに国政に関する極意を記した『瓊』をアメノコヤネ孫タネコに託してあるという。これらを三種の神宝とする。
ホツマ版ウガヤフキアエズ曰く、これから先、国政を危ぶむ者や、歴史の真相を探求する者がでてくるだろうと…。その時これらの三種の神宝が自ら集まって、ミヲヤ(御祖・御祖霊信仰)となる。これがホツマの極意だと説いている。
〜ホツマツタヱ27文〜
ほつまなるとき
おのつから みくさのたから
あつまりて みをやとなすが
ほつまぞと
※そもそもホツマとは…、理想や真相真実、アマテラス〜ニニギ3代朝、富士山以東の国名のこと。非常に曖昧な言葉。
歴史の9割方はウソと言われているのは、世界的にも有名な話だが…。
人類の進化とともに人間社会の権益がアチラコチラで複雑化してしまい、統治するには調整や見栄をはる必要が出てくる。さらにその見栄をはるための独占欲が必要という悪循環。嘘をつかなければ政治はできない。これが人間の統治能力の限界であった。
宮下文書においても、10代崇神〜12代景行頃に天皇に権力が集中してきたようだ。10代崇神天皇は、家臣や親族をまとめ権力を誇示するために、富士朝から三種神器を奪取した。
続く12代景行天皇は無類の女性好きで、女性や豪族を惹きつけるためには見栄を張る。これが国政に影響した部分もありそうだ。わかりやすくいうと…。社長さんがママを惹きつけるため、高級車や腕時計を見せつけるのと一緒なんだが…。
(´(ェ)`)。
こうして古来からの習慣を重視してきた九州熊襲・東国蝦夷を激怒させ、ヤマトタケルによる平定がはじまった。彼らを黙らせるには、先達である熊襲・蝦夷の者たちを、何もない田舎者というレッテルを貼るしかなかったのだ。その結果、西国天皇勢力は否応なく歴史改竄に着手せざる得なくなり、その根源である自分たちのご先祖さまと対峙するハメになってしまった。なんでこんなことになってしまったのだろうか?...と、彼らこそ、その儚さや矛盾を痛感していたのだろう...。
その贖罪の気持ちとして、この27文を先代ウガヤフキアエズの遺言として寄せていたのではないかと…。これは後世の12代景行天皇が、ウガヤフキアエズに代弁させた本音の部分ではないかと。実のところは自分たちにだって、祖先を敬う気持ちはあるし、それを継承したい気持ちはあるんだよと。ある種、人間の政治的可能領域を超えた、祈りであったのかもしれない。
そしてご丁寧なことに、それらをひっくり返す術までを我々現代人に呈してくれているのだ。
12代景行天皇『私は…、今は仕方がなく…国政のために、御祖霊の歴史を改竄する。しかしこの先も、国政が本当に危うくなったときは、ホツマなる子孫たちよ、私に構わず真相を追え。賀茂神たちはミヲヤとなって、お前たちを支えるだろう…』(妄想)。
つまり、富士朝とウガヤフキアエズ朝51代の欠史が暴かれれば、神道は、遺伝子信仰のパズルの全ピースが揃うことになる。我々平民は、隠された遺伝子の部分をトータルとして信仰することが可能となる。この時はじめて、遺伝子はご先祖さまから全データがダウンロードされ、神道は一般庶民に開放される…。
前代未聞のことがおこるかもよ。。。(´(ェ)`)
賀茂建角身命≒ウガヤフキアエズ?
ホツマツタヱ27文によると、遺言を残したウガヤフキアエズは宮崎山(吾平津山?)の洞に籠もって崩御の時を迎えた。『賀茂神』または『御祖神』として祀られたという。これはおそらく鹿児島県鹿屋市吾平町上名『吾平山上陵』付近のことなのかもしれないが…、通説埋葬されているのは祖父ニニギとなっているので注意。
〜賀茂三神の正体〜
◯賀茂別雷命 =カモサワヒメ(2柱か?)
◯賀茂建角身命=ウガヤフキアエズ?(51柱)
◯玉依姫命=多摩夜里毘女尊(51柱)
続いてタマヨリヒメが崩御した。賀茂川と高野川の合流点の山背国『河合の宮』にて、ウガヤフキアエズとともに『女男(メヲ)の神』として祀られた。興味深いのは、賀茂別雷神社と賀茂御祖神社のどちらにも、鏡神・瀬織津姫命の摂社や境内社がある点か。宮下文書における貴船大神と加茂神社(上賀茂?)は、既に神武天皇時代に確認されている。賀茂御祖神社(下賀茂)の起源については不明だが、wikipediaでは崇神7年とされている。
◯『瀧神社』(東京都府中市清水が丘)
〜御祭神〜
・賀茂別雷命
・玉依姫命
・賀茂建角身命
前記事でも触れたが、注目すべきは富士山高千穂峰レイライン上の大國魂神社境内に、山城国の賀茂神が水神として祀られている点だろう。これは富士朝富士山とウガヤ朝高千穂峰の祭祀の御膳立てが整っていることを示しているのか?。
境内由緒書によると、『五月の大祭(くらやみ祭り)には三日の夕刻大祭に参加する。神職・神人・神馬がこの滝で身体を清める由緒ある神聖な滝』とのこと。このあたりは古墳も多く、つい最近まで高台から富士山を遠望できたのだが…、現在は宅地となって何もみれない。
近年昭和58年に、大國魂神社本殿隣の水神社に御霊分けされ、もともと祀神ミズハノメと合祀されている。すぐ隣が、別雷命と関係が深いとされる松尾社・大山咋神なのも、なにか因縁めいたものを感じてしまう。
ルーツを辿る、ホツマなる者とは?。
このような側面も絡めて改めて富士山高千穂峰レイラインをみると、色々な見方ができると思う。神道というものの実体は不明であるが、基本的には御祖霊信仰。つまり、今まで全く認識していなかった富士朝とウガヤフキアエズ朝のデータを認識して、頭で読み取ることによって、クニトコタチ・クニサツチやアマテラス時代からの遺伝データも通じやすくなるだろう。
逆に言えば、なんで歴代権力者たちが、それを必死に隠してきたのかが浮き彫りとなる。徳川幕府は、この富士朝・ウガヤフキアエズ朝の発覚を恐れて、カモサワヒメを崇敬しつつ、『くらやみ祭り』を挙行してそれを隠してきたわけだ。支配者の理屈では、一般庶民は『生かさず+殺さず』。彼らは眠る羊のように騙され、支配されていればいい…。
支配者たちから見れば、歴史的に封じられてきた被支配者層の遺伝子を、いたずらに覚醒させる訳にはいかなかったのかもしれない(苦笑)。
(´(ェ)`)
※地図はクラフトマップ使用。