セキホツ熊の謎を追え!

古史古伝を片手に神社めぐり。古代人の残した偽書に基づく妄想考察。

<レイラインの美学⑭>ウガヤ朝とタマヨリヒメをニニギが繋ぐ、欠史鎮魂のための『賀茂レイライン』。

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2020,3,8

 ※はじめに前記事修正しました。宮下文書版アジスキタカヒコネは右臣・藤原物部系統ではなく、左臣祖家・蘇我大伴系統。武勇命の弟神・塩土老翁命の三子。武勇命と武知男命(大物主)を間違えました、ごめんなさい。

因みに、塩土老翁の子、豊玉武毘古はオオワダツミやトヨタマヒコとは関係ない。宮下文書には『カモ』『武』『玉』のように似たような名前が複数出てくる。後世これらが混同された一因とみる、ご注意を…。

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 この記事から読んでいる方のために、前記事を纏めると。

全国300社以上の『賀茂神社』正体解明。富士朝ウガヤ朝・日本最大級の欠史鎮魂神社。 - セキホツ熊の謎を追え!

簡単にいえば、富士朝→ウガヤ朝→大和国と都が転遷した。『神山』から発祥する京都賀茂信仰とは、純粋に富士朝とウガヤ朝の御祖后(妃)を祀っていた 聖地信仰であった。

 

△富士朝・初代~2代カモサワヒメ(別雷命)

▲ウガヤ朝・初代~51代タマヨリヒメ(多摩夜里毘女)

 

10代祟神~12代景行天皇の頃に両朝欠史されるも、この両朝御祖神を反故にできなかった。無きものにすれば祟られる。苦肉の策として、架空?の氏族『賀茂氏』の祖神として取り扱われ、そのまま欠史鎮魂の流れに…。その後、様々な拡大解釈が起こり、『カモ』を仮冒する氏族が複数出現した。賀茂氏が、実在していたかは、それほど重要ではなかったのかもしれない。

またこの山背国賀茂氏と、土佐『高加茂の宮』のアジスキタカヒコネ子『高加茂王命』が、後世どうやら混同されたとみる。アジスキタカヒコネは蘇我大伴系統、カモサワヒメとタマヨリヒメは家系図的に別。このように『カモ』とはツクヨミ富士朝の象徴故、複数の氏族人物が称していた。

…賀茂氏正体は未だ不明、おそらく判明したとしても複数いるであろう。個人的には、福岡県うきは市『賀茂神社』社家から推測するに、富士朝ウガヤ朝を封じ込めた武内宿彌子孫と関係があるのかな?とも思うが…。

 

 ホツマツタヱ・ニニギの航跡『下賀茂レイライン』

本記事では以下のレイラインを語る。便宜上、上賀茂レイラインと下賀茂レイラインと呼称する。上賀茂レイラインは実質『富士山出雲大神宮レイライン』と同じなので前記事参照のこと(記事リンク↓)。

<レイラインの美学⑥>元出雲と日本総社の真実。出雲大神宮と津島神社と富士山は繋がっていた。 - セキホツ熊の謎を追え!

◎上賀茂レイライン

~富士山・出雲大神宮レイライン~

・相模三宮・比々多神社元宮

・富士山

・日本総社・津島神社

・神山衣笠峯(別雷神の降臨地)

・愛宕山

・出雲大神宮

 

◎下賀茂レイライン

~伊吹山・高千穂峰レイライン~

・伊吹山(滋賀県米原市上野)

・別相の権現社(滋賀県米原市伊吹)

・伊夫岐神社(滋賀県米原市伊吹)

・伊弉諾尊神社(滋賀県米原市菅江)

・延暦寺釈迦堂(滋賀県大津市)

・鷺森神社(京都市左京区)

・賀茂波爾神社(京都市左京区高野上竹屋町)

・賀茂御祖神社境内河合神社(京都市左京区下鴨)タマヨリヒメ

・京都御所(京都市上京区)

・二条城(京都市中京区)

・葉室御霊神社(京都市西京区山田南町)

・摂津国三嶋郡(701年大宝律令下に存在)

・三ノ宮神社(京都市西京区大枝中山町)タマヨリヒメ。

・鴨神社(兵庫県川西市加茂)別雷命。

・保久良神社(兵庫県神戸市東灘区)カタカムナ伝承地。

・弓弦羽神社(兵庫県神戸市東灘区

・網敷天満神社(兵庫県神戸市東灘区

・河内国魂神社(兵庫県神戸市東灘区

・石屋神社(兵庫県淡路市)

・伊弉諾神宮(兵庫県淡路市多賀)1㎞ズレあり。

・加茂神社(兵庫県淡路市多賀)別雷命・タマヨリヒメ・建角見命

・河内神社(兵庫県淡路市南)河内大神

・古賀茂神社(徳島県阿波市阿波町)瓊々杵尊・オオカムツミ。

・種穂忌部神社(徳島県吉野川市山川町)天日鷲翔矢

・土佐一宮・土佐神社(高知県高知市一宮)6㎞ズレあり。浦ノ内から遷座?。

・土佐二宮・小村神社(高知県高岡郡日高村)クニトコタチ。伊予国から遷座?。

・尾鈴神社上宮(宮崎県児湯郡都農町)櫛玉饒速日命の天ノ磐船伝承地。

・速川神社(宮崎県西都市)瀬織津姫

・速開都比売神社(宮崎県西都市)速開都比売

・高千穂峰(宮崎県西諸県郡)

・霧島岑神社元宮(宮崎県西諸県郡)ニニギ・コノハナサクヤ・ヒコホホデミ・トヨタマヒメ・タマヨリヒメ・ウガヤフキアエズ

・霧島神宮(鹿児島市霧島市)ニニギ・コノハナサクヤ・ヒコホホデミ・トヨタマヒメ・タマヨリヒメ・ウガヤフキアエズ・神武天皇

 

今回は、下賀茂レイラインについて触れる。レイライン上には賀茂氏の歴史が凝縮され、ホツマ版ニニギの航跡に近い。ニニギは京都賀茂の地『カウアイ邦』(河合神社)にて息子夫婦を和解させた後、高千穂峰へ。人生の『終』の旅へと旅立つ。そしてこのレイライン、実は、ツクヨミ富士朝とも接点が多いのだ。

ホツマ版ツクヨミはアマテルの命令で、イヨツヒコが管理していた伊予とアワツヒコの管理していた阿波、四国(ソアサ)二国の内紛に介入した。これがうまくいったらしく、しばらくはツクヨミ勢力が四国を統治していたという。ホツマ版ツクヨミ妃がイヨツヒメであり、子がイフキヌシ(伊吹山)。実にこのレイラインを彷彿とさせる展開である。

ホツマ版ツクヨミ四国平定に該当する出来事を、宮下文書で探してみたが…見当たらない。但し、富士朝の痕跡をこの地域で感じることが多い。例えば土佐神社周辺には、カモサワヒメの記紀版と思われる、『カヤノヒメ』が多く祀られている地域でもあるのだ。

もともとは富士朝信仰勢力がカモサワヒメ『別雷命』を祀っていて、アジスキタカヒコネ信仰と『カモ』繋がりで混同されたのかもしれない。そして一纏めに賀茂氏の祖とされた可能性はある。

 

〇伊吹山(滋賀県米原市上野)

伊吹山南東側、岐阜県不破郡垂井町伊吹に『伊富岐神社』がある。

~御祭神~

・多多美彦命(伊吹山神・伊福氏祖)

八岐大蛇(ヤマタノオロチ)

・天火明命(ホアカリ)

・草葦不合尊(ウガヤフキアエズ)

伊吹山南西側、滋賀県米原市伊吹に『伊夫岐神社』がある。

~御祭神~

・伊富岐大神

素戔嗚尊

・多多美比古命

・摂社権現社に大山祇命

滋賀県米原市伊吹に『伊夫岐神社』は、もともと伊吹山山頂に鎮座していた。

 

~伊吹山と金糞岳に残る伝承~

伊吹山と金糞岳に興味深い伝承がある。伊吹山神の多多美比古命と浅井岳(金糞岳)の浅井姫命が背比べした。わずかの差で浅井姫命が勝利したものの、怒った多多美比古命が浅井岳の山頂を切り落としてしまった。その切り落とした頭部が、琵琶湖『竹生島』となったという伝承がある。これは前記事で紹介した富士山と八ヶ岳の伝承を彷彿とさせる。つか、それにしても金糞岳(かなくそだけ)とはヒドイ名前だな~。まあ、おそらくは呪詛なのだろうけど。

そして、なんと実は!。この伊吹山と都久夫須麻神社(竹生島神社)は、『富士山~出雲大社レイライン』上にあるあるのだ。都久夫須麻神社は市杵島姫命(タナコ)を御祭神にしている…。そのとおり!ホツマ版市杵島命はヤマタノオロチ(ハヤコ)の娘であり、イフキヌシの妃である。そして八大龍王(竹生島)とヤマタノオロチ(伊富岐神社)とスサノオ(伊夫岐神社)が祀られている!。

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<レイラインの美学④>スサノオ『重心点』レイライン。信州になにやら巨大拠点の痕跡。 - セキホツ熊の謎を追え!

緊急続報!氷川神スサノオの転生であった『日本武尊』、目指したのはあの重心点だった!。津島越え伊勢路に死す『墓場までのレイライン』。 - セキホツ熊の謎を追え!

~都久夫須麻神社・御祭神~

市杵島姫命(弁財天)

・宇賀福神(蛇神)

浅井姫命(竹生島神)

龍神(八大龍王)

※雄略3年創建。日本三大弁財天の一つ。

創建が雄略3年という点も憶えておいて欲しい。次回記事で21代雄略天皇時代のパワーバランスに触れる。

これは前述した上賀茂レイライン上の丹波国『出雲大神宮』から現『出雲大社』への出雲変遷を示唆しているのか?。いや富士山から『出雲大神宮』→『出雲大社』の日本根幹レイラインのシフトというべきか?。

ホツマ版ヤマトタケルはスサノオの転生を自称していた。各地でスサノオvsヤマタノオロチを意識して、自らは九頭竜を退治してきたのだ。そのヤマトタケルが致命傷を負ったこの地で、新・出雲神話は語られはじめたのだ。ヤマトタケルはこの地で一体何をしたかったのか?、壮大なシナリオが見えてきた!!。伊吹山は調査続行して、いつか別記事にしたい。

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※上図。宮下文書版『出雲』チェンジ?①→②→③。

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さて、 イフキヌシ(気吹戸主)とは一体何者なのだろうか?。瀬織津姫・速開都比売・速佐須良比売と共に『祓戸四柱』として有名ではあるのだが。

宮下文書には気吹戸主に比定されそうな人物は登場しない。『伊夫岐神社』御祭神から察すると、伊富岐大神=多多美比古命ではなさそうだ。ホツマ版イフキヌシと伊吹山の関係を調べてみたのだが、絡み自体がない。しかし伊吹山に由来している事は想像できる。

・宮下文書版ツクヨミの子はオオヤマツミらヤマツミ八兄弟(月結毘女含めず)である。

・ホツマ版ツクヨミの子は、イフキヌシ(気吹戸主)。後にアマテルの娘タナコ(市杵島姫)と結婚する。

このように比べると、伊吹戸主=富士朝勢力という印象が出てくるのだ。宮下文書版ツクヨミは、富士朝統治者のシンボル。ホツマ版ツクヨミは、ウケモチの無礼な行いを責め、殺してしまう。その後アマテルに見放されホツマ史上から姿を消す。これが後の日本書紀にも反映されて、ウケモチ=保食神を殺害する件されたとみる。

 

 

〇伊弉諾神宮(兵庫県淡路市多賀)

~御祭神~

・伊弉諾尊

・伊弉冉尊

記紀やホツマツタヱにおいて、イザナギとイザナミは国造りの神とされる。淡路島はイザナミと黄泉の国で大喧嘩し、死別してきたイザナギが晩年一人で過ごした場所。その後、伊吹山近くの滋賀県多賀大社に鎮座、祀られるとされるが、イザナギ神宮も多賀大社も『幽宮』としての性質があると言われる。※『幽宮』とは隠居後過ごした宮のこと。

伊弉諾神宮も多賀大社も、創建は記紀に基づき神代とされている。個人的な考えでは、宮下文書版イザナギが諸国順幸の際に、立ち寄った由縁地の可能性が挙げられる。その後欠史八代が終わり、ホツマツタヱ成立時代に下賀茂レイライン共々、幽宮の原型ができたのであろうとみる。

因みに下賀茂レイラインと多賀大社(滋賀県犬上郡多賀)は10㎞離れている。

 

宮下文書に於いてのイザナギとイザナミは、諸国を巡り国の基盤を造ったとされる。西洲(場所不明)を中心に『四方の州々に現れ、国を興し、四海を平定された』とある。淡路島や滋賀県多賀周辺もこの巡幸の一環であったのだろうか?。諸国の人々はイザナギとイザナミの人柄に感心しており、最後まで仲睦まじく模範的な夫婦とされ、喧嘩などしていなかった。特にイザナミは聡明な政治家であり、諱を『白山比女尊』と称した。二柱は最終的に富士高天原・小室に戻り、『日向の穴宮』にて一日違いで崩御された。この時代、人々は未だ『穴』に居住していたようだ。二柱は互いの親神であるクニトコタチ夫婦とクニサツチ夫婦を、毎晩、岩長の峰で火を灯して祀っていたため、『高燈大神』として祀られた。『常夜灯』的な意味か?。

陵墓は『大御宮の西尾崎という岩長の峰』で、おそらくは曾孫イワナガヒメの由来と推測する。つい最近までの伊豆山神社や伊豆多賀神社では、伊豆大神イワナガヒメの名代のようにイザナギやイザナミが祀られている傾向があるように思う。

 

〇河内神社(兵庫県淡路市南)

~御祭神~

・河内大神(常世岐姫神社分霊)

このレイライン上をGoogleマップを見ていて気付いたのだが、『河内神社』『川内神社』を多く見かける。具体的に言えば、兵庫県神戸~淡路島~徳島・高知あたりであろうか。調べてみると河内神社自体は全国少数点在しており、特定の御祭神はない(八幡系が多いようだが)。山や平野や島あちこちに点在するので、単に河川周辺環境に由来している社名とも思えないが…。

レイライン上、兵庫県神戸市東灘区に存在するのが『河内国魂神社』であるが、その大元は『網敷天満神社』という説もあるそうだ。摂津国に三嶋郡があり一部河内縣を含んでいた。後世平安末期に加茂次郎義綱ら清和源氏(河内源氏)が登場した地域であり、摂津国三島神こと『三島鴨神社』(大阪府高槻市)がある。加茂次郎義綱子孫の宮下文書版三浦氏は、富士朝宮家である。やはりカモサワヒメ(三嶋神)と所縁が深い土地なのだろうか?。

『暫』と『源義忠暗殺事件』に潜んだ真相。富士朝・加茂次郎子孫は鎌倉幕府に貢献していた。 - セキホツ熊の謎を追え!

気になったので宮下文書の神武時代で調べてみると、『川地に鎮まりますは、河内大神、末社十二がある』。現在も河内大神名義で祀られている社を調べると、兵庫県淡路市『河内神社』がある。兵庫神社庁によると、河内国大糸郡常世坂の姫神社の御分霊を勧請とあり、現在の大阪府八尾市『常世岐姫神社』に行き当たる。中国『燕』(紀元前1100~222年)由来の渡来系、常世氏・常世連の祖神を祀っていたようだ。

 

また、河内といわれて思い出すのが4世記末からの『河内王朝説』。16代仁徳天皇以降新政権が大阪に発足されたとの説。宮下文書では仁徳天皇西軍と大山守皇子東軍との『富士川の戦い』に関係がありそうだが、あいにく宮下文書は空白の時代に突入し、これ以上辿れそうもない…。

 

 

〇土佐一宮・土佐神社(高知県高知市一宮)

~御祭神~

・味鋤高彦根神

・一言主神

ネット上では土佐神社の高賀茂大明神は、一言主(コトシロヌシ比定)ありきの論調が目立つ。コトシロヌシとアジスキタカヒコネは家系図的には別系統。記紀などでは共に、ホツマ版スサノオ地祇系統に編入させられているので注意。

全国賀茂神社において一言主或いはコトシロヌシを祀る意味合いは、カモサワヒメ父神としての立ち位置。前記事で述べたスクナビコナとオオクニヌシが、ウガヤ朝開拓神『建磐龍命』の祖父神として並祀されているのと同じメカニズム。富士朝の欠史鎮魂もあるとみる。

葛城地方で繁栄した賀茂氏が、土佐に左遷された時、コトシロヌシを持ち込んだ可能性もある。持ち込んだ理由は、単に下賀茂レイラインに近いからという理由もありそうだ。Wikipediaによると。雄略4年の大晦日、一言主が21代雄略天皇との権力争いに破れ(後述)、流れ着いた場所が『鳴無神社』(高知県須崎市浦ノ内)であった。『釈日本紀』曰く、一言主は初め賀茂の地(場所不明)に到着し、のち高賀茂の社(現在の土佐神社)に遷座した。一言主はのち大和国葛城に遷されたが、『和魂』は土佐国に残され、この加茂の地が鳴無神社ではないかと推測される。

現在も鳴無神社には一言主が祀られており、現在の土佐神社はその別宮とも呼ばれている。

 

さて一方のアジスキタカヒコネだが。

宮下文書において南島(四国)は、ニニギの命により兄弟二柱が東西分割統治した。

土佐東側と阿波国『淡波国』は興玉命(オキタマ)が統治。オキタマの子・興武男命が継承する。神武時代には54世孫・田村香川男命が佐貫(さぬき)国造とされた。

土佐西側と伊予『土伊国』はアジスキタカヒコネが統治。アジスキタカヒコネの子が『高加茂命』。拠点は高加茂の宮、あるいは高加茂大神と記載されている。神武時代には54世孫・土佐主命が土佐国造とされた。同じく54世孫・陸奥陸津彦命(むつむつひこ?)が陸奥国造となり、アジスキタカヒコネ信仰が東日本にも派生していったようだ。

 

 

◯高千穂峰(宮崎県西諸県郡)

宮下文書曰く『不二(ふじ)山は世界第一の名山で日向高千火峰であることにより、その地名を踏襲して新都も同じく日向高千火峰と名づけた』

高千穂峰周辺2社が存在する。高千穂峰から300mのところに霧島岑神社元宮がある。周辺火山の噴火により何度も焼失遷座されている。伴氏と関係が深い北原氏、伊東氏や島津藩の崇敬も受けており、富士朝と協力関係を持っていた源頼朝の間接的な関与も伺える。

里宮は北北東の山麓(宮崎県小林市細野)

~御祭神(里宮)~

・ニニギ

・コノハナサクヤ

・ヒコホホデミ

・トヨタマヒメ

・タマヨリヒメ

・ウガヤフキアエズ

 

さらに2キロほど離れて霧島神宮古宮跡がある。ここは現在お社がないので、祭祀場だけなのだろうか?。ニニギによる有名な天孫降臨伝承が残る。

~御祭神(霧島神宮)~

・ニニギ

・コノハナサクヤ

・ヒコホホデミ

・トヨタマヒメ

・タマヨリヒメ

・ウガヤフキアエズ

・神武天皇

 

なお、宮下文書によるとニニギやヒコホホデミによるウガヤ朝直接的統治はない。

また霧島神宮境内の摂社『山神社』は、富士朝関係社ではないかとみる。ウガヤフキアエズ遷都の際、宮殿を造営したのは富士朝ツクヨミの子、9子のうち六柱である。

・奥山住命

・倉山住命

・繁山住命

・葉山住命

・原山住命

・外山住命

そして、宮殿の屋根が鵜茅にて葺き終わっていなかった時期に尊が宮入りをした。これに因み、富士朝高天原は諱・鵜茅葺不合尊(ウガヤフキアエズ)を授けた。

以降、国名を宇家潤不二合須国(ウガヤフジアワスクニ)、神后を代々多摩夜里毘女尊(タマヨリヒメ)と定めた。その後ウガヤ朝は51代続く。



ここ高千穂峰より夏至の日の出の方角に武蔵国多摩『小野神社』があり、ニニギやヒコホホデミが祀られている。経由地にはコノハナサクヤ(富士山)やトヨタマヒメ(富士朝加茂山)が自ら命を落とした山々がある。また下賀茂神社(賀茂御祖神社)にもウガヤフキアエズの妃タマヨリヒメが祀られており、高千穂峰と結ばれる。

レイラインとは一体なんだろうか?

夫婦神を両端に祀り、霊力とか地脈の巡りを活性化させようとする意図があるのかもしれない。これこそが陰陽の道、即ち『妹背(いせ)の道』なのだろうか?。その夫婦関係をホツマツタエの『葵桂』が象徴しており、アマテル后・瀬織津姫はその案内役となるとみる…。

 

まあ~、私達には目に見えないことは全く解らない。妄想力でカバーするしかないわけだ(笑)。


※次回は一言主と葛城山について。


 

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※地図はクラフトマップ使用。

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