セキホツ熊の謎を追え!

古史古伝を片手に神社めぐり。古代人の残した偽書に基づく妄想考察。

夏至の日到来、瀬織津姫三宮めぐりのススメ。

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2020,6,19

わっしょいわっしょい└(゚∀゚└) (┘゚∀゚)┘。

今月21日、いよいよ夏至です、この日を待っていました。真面目な話、夏至を体で実感し、失われた歴史へ感謝・陳謝をするのも悪くはないと思いませんか?。今回は、いつまでもネタにしている瀬織津姫三宮の具体的な『巡り方』について、短くお話します。

瀬織津姫三所之宮巡りの誘い。

これは私が勝手に、言っているもので、このような習慣伝承は武蔵国に存在しないので悪しからず。夏至レイライン上に祀られている瀬織津姫のお宮、三宮を中心軸に関係社を巡る試み。

私は夏至の日に限らず、二・三年前からこの神社めぐり方法を何度か試してきた。瀬織津姫が夏至線上に三宮祀られているからには、何かしら意味があるはず…。『とにかく…巡ってみれば何かわかるさ』と、半信半疑、好奇心もあり巡り続けている。去年は運よく夏至の日が土曜日だったので、地球人類史上初めて、怖いもの知らずの熊オッサンが、夏至の日に夏至レイライン上瀬織津姫三宮巡りを挑んでみた…。

 

結果、なにも起こらなかった…(笑)。

 

しいて言えば、瀧神社から雨が降ってきて、くやしさ虚しさがのこった…。とにかく私は雨男なのだ。バイクで夏至レイラインを小野神社から武蔵野八幡宮まで行こうとしたのだが、人見街道の大澤八幡神社付近で諦めて、引き返した。

そしてまた夏至の日が来たわけだ。

しかし、こんなこと一人でやっていても意味あるのかなあ~?、と。独り占めしていても仕方ないし、今回は皆さんに共有してみることにした。

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~瀬織津姫三宮~

・武蔵一宮『小野神社』

小野大神・瀬織津姫を祀る。新編武蔵風土記稿によると、江戸時代は瀬織津姫不在の時代があり、その身代わりのように文殊菩薩が祀られていた。即ち、文殊菩薩≒瀬織津姫の可能性が高い。小野神社由緒によると、複数御祭神のうち小野『大神』を冠する表記は『大己貴大神』と『瀬織津比咩ノ大神』のみ。天下春命は含まない。

 

・武蔵総社『大国魂神社』

神社HPが公表しているのは『小野大神』のみの表記、瀬織津姫が祀られているとは書いてない。ただ江戸時代には確実に瀬織津姫が祀られており、新編武蔵風土記稿では小野大神=文殊菩薩≒瀬織津姫?、いまもその可能性あり。

 

・三所之宮『人見稲荷神社』

鎌倉時代の創建(1323年)。鎌倉幕府奉行・武蔵守資頼(武藤資頼)が大国魂神社修造後、エタモヒを祀る人見の地に、小野大神・瀬織津姫と天下春命を勧請、『三所之宮』と称す。室町時代に、ウカノミタマを合祀して『稲荷社』を称す。



『大国魂神社』は、瀬織津姫信仰者以外にも重要な神社。武蔵国以外の人には縁がないと思われるかも知れないが、実際この神社は、富士朝ウガヤ朝の欠史を取りまとめている神社ではないか?…とも思っている。

今回紹介する神社は、Googleマップには一応表記されても、大国魂神社以外観光名所的な神社ではない。普通の町にある素朴な神社ばかりなので、地元の人以外は見つけるのが難しいだろう。事前にGoogleマップに住所を登録して、スマホで辿ると便利だ。

 

全工程片道(小野神社~人見稲荷)は電車と徒歩で4時間くらい…、自転車で3時間くらい、バイクで2時間くらい。去年のように途中で雨が降ることもある。必然的に、京王線『分倍河原駅』から『東府中駅』までの2駅は歩くことになり、ちょっとした運動となる。住宅街は一方通行の路地ばかりなので、車での参拝はやめたほうが無難…(坪宮とか瀧神社は、駐車スペースが全くない)。

人見稲荷神社と人見浅間神社へは、西武多摩川線『多磨駅』より1.2キロほど。

京王線利用者は『東府中駅』から武蔵小金井南口(府75)ゆきのバスにのり、バス停『若松町四丁目』下車がおすすめ。帰りはバス停『浅間山公園』から乗車するとベスト、JR中央線『武蔵小金井』方面にも簡単に帰れる。

 

 

~オススメの基本コース~

①『小野神社』と摂社

②『坪宮』

③『大国魂神社』・大国魂神社境内社(全て)

④大国魂神社関係社『日吉神社』・『天神社』

⑤『国府八幡宮』

⑥『瀧神社』

⑦『人見稲荷神社』と祓戸社

⑧『人見浅間神社』

 

 

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①小野神社(東京都多摩一ノ宮1-18-8)

天下春命と瀬織津姫命他を祀る。

京王線・聖蹟桜ヶ丘駅徒歩12分くらい。

 

 

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②坪宮(東京都府中市本町2-12)

兄多毛比命(エタモヒ)を祀る。

JR南武線・京王線・分倍河原駅徒歩12分くらい、鳥居が低いので注意。

 

 

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③大国魂神社(東京都府中市宮町3-1)

大国魂大神・御霊大神・国内諸神(小野大神)を祀る。

京王線・府中駅徒歩5分くらい。

JR南武線・武蔵野線・府中本町駅徒歩5分くらい。

 

 

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④日吉神社・天神社(東京都府中市宮町3-21-1)

日吉神社の御祭神は不明(天神社スクナビコナのみ公表されている)。

大国魂神社から徒歩5分くらい。

 

 

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⑤国府八幡宮(東京都府中市八幡町2-33)

八幡神を祀る。

京王線・府中競馬場前駅徒歩10分くらい。

日吉神社から徒歩15分くらい。

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⑥瀧神社(東京都府中市清水が丘2-37-1)

賀茂別雷命・玉依姫命・賀茂建角身命を祀る。

京王線・東府中から徒歩20分くらい。

国府八幡宮から徒歩25分くらい。

 

 

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⑦人見稲荷神社(東京都府中市若松町5丁目)

天下春命・瀬織津姫命・ウカノミタマを祀る。

京王線・東府中から35分くらい。

西武多摩川線・多磨駅から徒歩25分くらい。

瀧神社から徒歩35分くらい。

 

 

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⑧人見浅間神社(東京都府中市若松町5丁目)

木花咲耶姫命

人見稲荷神社から徒歩15分くらい。

 

 

 

~その他東京近郊の夏至レイライン上の神社~

・中野神社(神奈川県相模原市緑区中野206)

・相原八幡宮(神奈川県相模原市緑区相原6-5-26)

・相原諏訪神社(東京都町田市相原町1743)

アメノミナカヌシが祀られている。

・日枝神社(東京都八王子市越野750)

クニトコタチが祀られている。

・十二神社(東京都多摩市和田1505?)

クニトコタチとクニサツチが祀られている。

・大澤八幡神社(東京都三鷹市大沢3-7-15)

・井の頭弁財天(東京都三鷹市井の頭4-1)

・武蔵野八幡宮(東京都武蔵野市吉祥寺東町1-1-23)

・井草八幡宮(東京都杉並区善福寺1-33-1)

境内に祓戸社あり。



巡りポイント

ポイントは、瀬織津姫とは関係ない神社、坪宮・日吉天神社・瀧神社を巡ること。瀬織津姫神社にしか興味がない方は、最低限この『坪宮』だけでも参拝したほうがよい。それぞれには深い意味がある。

坪宮には兄多毛比命(エタモヒ)が祀られており、アメノホヒの子孫エタモヒは小野神社とも人見稲荷とも関係が深い神様。かつては人見の地にも祀られていたようだが、いま現在、大国魂神社周辺で祀られているのはここだけになっており、おそらくこの瀬織津姫三所之宮レイラインの守り主となっているとみる。即ち、三所之宮参拝に際して、このエタモヒの承認は受けたほうがよいかと…(妄想)。

大国魂神社の重要な役割の一つは、富士山と高千穂峰を取りまとめる事と推測。日吉天神と瀧神社こそ、富士朝とウガヤ朝を取りまとめる役割があるのではないかと推測。

~宮下文書によると~

・オオクニヌシとスクナビコナの共通の孫は健磐龍命、ウガヤ開拓神。

・瀧神社の御祭神の賀茂別雷命は富士朝の女神。

・玉依姫(多摩夜里毘女)はウガヤ朝の女神。

大国魂神の秘密。スクナビコナとオオクニヌシを並祀する本当の意味/健磐龍命悲しき英雄。 - セキホツ熊の謎を追え!

全国300社以上の『賀茂神社』正体解明。富士朝ウガヤ朝・日本最大級の欠史鎮魂神社。 - セキホツ熊の謎を追え!



個人的に気になっている神社を紹介すると、大国魂神社『巽神社』、ここはイチキシマヒメを祀る。うまく説明できないが、なんか…重要な気がする(笑)。

というのも、ここにいつもお参りするお婆ちゃんが、みんな品のある方々ばかり。地味に参拝者が絶えない。へえ~…なんか御利益があるのかな?といつも不思議に見ている。あと境内社に灯篭があるのはココだけ、『月』の紋章がある。

どの神社にも言えることだが、摂社の神々にも意味があり重要とみる。

上リストにはないが、大國魂神社南背後の『金比羅神社』(東京都府中市本町)も気になるところ。ここは遺跡なのか?、墓地なのか?、大國魂神社敷地なのか?、荒れた誰も来ないだだっ広い空間に金比羅さまがポツンと鎮座している。全国神社によく金比羅社が摂社としてあるが、金比羅さまは何か見張り役のような印象も受けるのだ。

そして人見稲荷神社では、祓戸四柱社でお祓いをしてから、本殿へ向かう。これからの人生どうしたいかを決意表明している。

 

心得は人それぞれ…。

…そもそも本当にコレご利益あるのだろうか?。私自身、スピリチュアルとか霊能力的とかわからないので、ぶっちゃけ何が起こるのかわからない。神社巡りの想いは人それぞれ…、私はあくまで現地案内人でしかしかない…。

私は高千穂峰ニニギとウガヤ朝、富士山コノハナサクヤと富士朝の霊気を運んで、集約させるイメージで南から北へ参拝している。富士朝とウガヤ朝の欠史にされた歴史に、感謝・陳謝することは忘れない。

そして私の場合なにぶん、推定ご先祖様の武藤資頼への想いが絡んでいるので、歴史に埋もれさせたくない、妙な使命感がある事は事実…。

ただいつも思うことだが、欠史を紐解き、失われた歴史への感謝・陳謝をする人が増えれば、オオクニヌシ・スクナビコナ・カモサワヒメ・タマヨリヒメ…、八百万の神様もきっと喜んでいただけるだろうと思う

御成敗式目曰く『神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ』(津久井中野神社標語)

それは巡りめぐって、日本を活気づけることなのかもしれない。神様を元気付けることは、決して過去に囚われた、懐古主義的で無駄な努力ではないと思う。

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※地図はクラフトマップ使用。

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