セキホツ熊の謎を追え!

古史古伝を片手に神社めぐり。古代人の残した偽書に基づく妄想考察。

偽書のススメ4:富士王朝救世主、日本武尊

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富士王朝とウガヤ王朝は夏至レイラインで結ばれる。

2019,2,24

日本武尊と八幡神、そして『東征者』たち

不思議にも、富士朝は危機になると救世主が現れるのだ。
皆さんは『ヤマトタケル』と『八幡神』と聞いて、何を思い出すだろうか?。無論ココで言う八幡神というのは15代応神天皇の事ではあるが、大和天皇勢力の象徴としてヤマトタケルや応神天皇、何故こうも日本全国に祀られているのか?。それは東西統合の象徴であり、そして東西『血』を分けた架け橋の意味もありそうだ。私はてっきり西国価値観のゴリ押しかとおもっていたのだが...。
日本史において、『征夷大将軍』あるいは『東征者』は最重要キーワードになりうる。なぜ源義家(八幡太郎)が西国・宇佐神宮の象徴を掲げつつ富士朝象徴を崇敬したのか、どうやら『東征』のパターンがみえてきた。
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アマテラス生誕地?あるいは福地媛生誕地?『酒折宮』

制圧するつもりで、つい救世主となってしまった?日本武尊。

東征者として一番有名なのが、景行年間のヤマトタケルであろう。宮下文書によると110年(景行40)、高天原阿祖山太神宮の副宮守同長の阿祖彦王が、神祇の後胤の武佐加彦等四十八将と神都復旧の為、西国天皇勢力に謀反。12代景行天皇は皇子ヤマトタケルを『征夷大将軍』とし、吉備彦命(藤原物部系統)、大伴武日命(蘇我大伴系統)を副将に連れ富士朝鎮圧、さらに富士朝を支援していた東北諸国まで統治させた。
東征中にヤマトタケル妃・美夜受姫(天別天之火明命の子孫)が福地媛を懐妊、この福地媛が後に富士朝の阿祖山太神宮大宮司・福地佐太夫命妻となる。即ち、結果的に天皇家の血が、再び富士朝に合流したことになる。そしてもう一人の功労者が、ヤマトタケル妃の橘媛命(オトタチバナ)で、相模湾に投身し嵐を平定させ、ヤマトタケル東征が為されたのは各文献で一致している。
おそらくヤマトタケルの当初の目的は、九州熊襲同様に富士朝制圧だった、しかしどういう心変わりか好戦的な景行天皇に富士朝存続を進言していたようだ。これは、それはおそらくオトタチバナへの情と、富士朝に嫁いだ娘可愛さであろう…。結果としてヤマトタケルは富士朝宮下家に子孫を残したのである、景行天皇が続編中のホツマツタヱに『富士朝』を刻んで欲しいと…。こうして、景行天皇もヤマトタケル死後に態度を一転、愛慕していたヤマトタケルに動かされ、武内宿彌を従え富士朝に巡幸した。
ただ関東には彼の痕跡が驚くほどあり、正確な東征ルートは見えてこない(文献によりかなり違う)、『将軍』という言葉自体、元祖・巨勢麻呂『征夷将軍』(709年)以前からあったことになる。
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酒折宮鳥居。

『ハラカラ兄弟』誕生

このようにヤマトタケルの進言により、ホツマツタヱでは富士朝の存在が僅かに刻まれたのだとみる。大和国と富士山は兄弟として描かれ、弟ニニギ(富士山勢力)は、兄クシタマホノアカリ(大和勢力)に常に気配りをする人格者であったと…。つまり転じて『ハラカラ(兄弟)争うべからず』となり、教訓として語り継がれている。ホツマツタヱという古文書は妙に人間臭く、説教臭い。そこが面白いのだが…。
上写真は山梨県甲府市酒折『酒折宮(サカオリノミヤ)』。ホツマツタエではアマテラスの生誕地であり、宮下文書だと景行天皇の孫・福地媛の生誕地となっている。景行天皇が愛孫をホツマツタエの『アマテル』に准えていたことが伺える。但しサカオリ比定地は複数あるとも見れ、宮下文書比定の『坂下の宮(サカオリノミヤ)』は阿祖山太神宮南(現在の山梨県富士吉田市)に存在し、延暦噴火以降埋没したとみる。
また同県笛吹市御坂町には『坂折天神社』が存在し、サカオリ元祖を主張している説があるという。甲府市酒折『酒折宮』も、もともと御室山古墳中腹にあったようだ。そして興味深いことに酒折旧跡には『古天神社』が存在する。ヤマトタケルと天神との繋がりが見えてこないのであるが…単なる偶然か?。現在調査中、分かり次第別記事にしたい。

こうしてヤマトタケルも応神天皇(八幡神)も富士朝宮下家に、血を分けた子孫を残すことになる、…後述するが15代応神天皇も息子の大山守皇子と隼總別王を富士朝に残している。奇しくもヤマトタケルと応神天皇は関東と山梨でよく崇拝されている御祭神であり、これが、富士朝をベールで隠しつつも、関東各所で広く祀られている『日本武尊命』『八幡神』の存在理由にもみえてくるのだ。
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※因みにハラ=原=孕み山。つまり富士山(福地山のち不二山)のことである。富士山は時代ごとに名称を変えている。
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